東京五輪開幕まで14日で100日。競技会場や事前キャンプ地となる神奈川県内の自治体は粛々と準備を進めている。
「1年延期で準備期間が確保できた」
各市町は新型コロナウイルスの感染対策を最優先に万全の体制を整える一方、盛り上がり機運の低迷や見通せない日程にやきもきするケースも。
ボランティアも含め「大会をしっかり支える」意識が途切れぬよう本番に備えている。
「コロナ禍で選手団の来日スケジュールや規模が決まらない。開幕間際になりそうだが…」。平塚市の担当者は頭を抱える。
県内では事前キャンプ地として県と13市町が15カ国と協定を締結しており、平塚市はリトアニアを受け入れる予定だ。
同国のテストキャンプを重ねてきただけに「受け入れのイメージはある」としつつも、「そろそろ宿泊先などを決めたい」と気をもむ。
政情不安「心配」
コロナにクーデター 選手来日決まらず、キャンプ地やきもき
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平塚競輪場でテストキャンプをするリトアニアの自転車競技選手団(2019年8月) [写真番号:585030]
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神奈川県内の施設を東京五輪・パラリンピックの事前キャンプ地とすることで合意した県とミャンマーオリンピック委員会(2018年4月) [写真番号:585031]