新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は10日、市内に住む80代と100歳以上の女性2人が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女67人が新たに感染。いずれも軽症または無症状で、33人の感染経路が不明という。
市によると、亡くなった2人のうち、80代女性はクラスター(感染者集団)が発生した平成横浜病院(戸塚区)の入院患者で、陽性が判明した6日に誤嚥(ごえん)性肺炎で死亡した。100歳以上の女性は特別養護老人ホーム(特養)の入所者で、5日に陽性が判明し、9日に腸閉塞(へいそく)で死亡した。
この特養では、亡くなった女性を含む利用者と職員計4人の感染が分かっていたが、10日に利用者2人の感染が判明したため、市は新たなクラスターと認定した。平成横浜病院では新たに患者3人の陽性が確認され、感染者数は52人となった。