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時代の正体 歴史と向き合う
米教授「慰安婦」論文が波紋(下)

社会 | 神奈川新聞 | 2021年4月1日(木) 09:55

 日本軍「慰安婦」制度について、「ゲーム理論」に基づき「慰安婦」は「自発的契約による売春婦」とし、日本の国家責任を否定した米ハーバード大のジョン・マーク・ラムザイヤー教授による論文。反論のため開かれたセミナーでは、海外の研究者が広く批判を展開する現状が報告され、同様の問題が再び起きかねない日本の現状への不安の声も上がった。

英語圏の研究者も注目
 シンガポール国立大助教授 茶谷 さやか氏

 ラムザイヤー氏の論文がなぜ、どのような経緯で「事件」になったのか、英語圏でどのように受け止められたのかをお話しする。

 最初に、テッサ・モーリス・スズキ先生(日本近代史の重鎮でオーストラリア国立大名誉教授)が抗議書簡で書いたことを引用する。ラムザイヤー氏の論文は「学者としての40年間で、学問的規範を犯した最悪の例」とした。歴史的無理解でなく、「研究上の不正」による問題ということだ。

 ラムザイヤー氏は論文発表後の1月12日、産経新聞社が運営支援する英語ニュースサイト「ジャパンフォワード」に記事を出し、「慰安婦」の話は「純粋な虚構」と書いた。この時点で問題は知られていなかったが、31日の産経新聞、その後の韓国メディアでの報道で、英語圏の研究者の注目を浴びた。

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