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3・11東日本大震災10年
つなぐっぺし(下)震災学び伝える 救える命を増やすため

社会 | 神奈川新聞 | 2021年3月29日(月) 10:24

東日本大震災から10年となった11日、駅前で募金集めに立つ学生たち=11日午後7時半ごろ、逗子市逗子

 東日本大震災から10年を迎えた3月11日。暮れゆく空の下のJR逗子駅前を行き交う人々の中、「3・11つなぐっぺし」の中高生や、サポーターの大人ら30人が立っていた。

 『感染防止のため声を出さず募金しています』『3・11 忘れない つなげていく』
 白い横断幕に並ぶ手書きの文字。足元には追悼の思いを込めたキャンドル。新型コロナウイルス予防で声は出さず、被災地に向けた募金を集めた。駅利用客が一人、また一人と足を止めて学生を応援。1週間ほどの「サイレント募金」から、また新たな学生メンバーも増えた。

 震災から学び、日常の中で防災を伝え続ける「つなぐっぺし」。防災と音楽を組み合わせたイベントや、地元飲食店を集めて被災地の肉を使った料理を楽しみながら防災を学ぶイベントなどを企画してきた。

 学生メンバーは毎週1回定例会を開き、活動内容を話し合っている。次の企画は、緊急事態宣言の影響で3月から延期になっている被災地へのバスツアーで、行程や広報などもアイデアを深める。

現役生たち、自問自答を繰り返し

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