
相模原市の本村賢太郎市長が制定を明言する人権条例の行方に注目が集まる。ヘイトスピーチに罰金を科す川崎市条例と同様のものを求める署名は12万筆を超え「時代の要請」を映し出す。相模原市に住む2人の在日コリアンに条例に寄せる思いを聞いた。
一度ヘイトスピーチに触れてしまったら、聞かなかった自分には戻れない。在日3世の女性(37)は消せない傷を実感させられる日々を過ごしている。
「おびえながら駅に向かい、マイクの声が聞こえてきたらびくっとし、動物愛護団体の募金と分かってほっとする。ああ、あの人たちがいなくてよかった、と」