同性婚を認めないのは「違憲」との初判断を下した札幌地裁判決を受け、神奈川県内の性的少数者(LGBTなど)カップルからも喜びの声が上がった。
同性パートナーと暮らす横浜市の自営業、椿久美さん(53)は「非常に大きな一歩」と歓迎。同様の訴訟が全国で行われていることを踏まえ、「この判決を一つの礎として進んでほしい。地方によって判断が分かれることも予想できるが、『違憲』との判断に沿った法の流れを期待したい」と同性婚の法制化に望みをつないだ。
椿さんはパートナーの会社員、鹿賀理恵子さん(53)と連れ添っておよそ8年。鹿賀さん名義の賃貸住宅で暮らすが「彼女に万が一の事があったら『同居人』の自分は退去を迫られる恐れもある」と、絶えることのない不安を抱えてきた。