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時代の正体 憲法考(中)
ヤジ排除から考える 表現の自由 萎縮を危惧

社会 | 神奈川新聞 | 2021年3月16日(火) 10:00

憲法の現場に立つ当事者の言葉から、自由や権利を改めて考える。


 2月24日、札幌地裁(札幌市)で、ある訴訟の口頭弁論があった。発端は2019年7月15日、JR札幌駅南口の駅前広場だった。

 広場は群衆で埋まっていた。日の丸の小旗が揺れるその中に、横浜市出身の大杉雅栄さん(33)は身を置いていた。視線の先には安倍晋三首相(当時)。選挙カーに上り、参院選の街頭演説に立っていた。

 演説開始から1、2分が過ぎたころだった。「安倍、辞めろ」。大杉さんは声を張り上げた。直後、男たちに体をぐいとつかまれ、後方へと押しやられた。北海道警の警察官だった。法的根拠を尋ねたが、明確な回答はない。移動後もつけ回され、逃れることができたのは500メートルほど離れた札幌市時計台付近だった。

 駅前広場にいた団体職員の桃井希生さん(25)は、排除されたのが大学の先輩の大杉さんだとすぐに気付いた。自身も「増税反対」と叫んだ数秒後、同様に取り押さえられた。警察官はその後も傍らを離れようとせず、1時間以上付きまとわれた。この日、政策に批判的なプラカードを掲げた女性らも排除されていた。

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