女性アスリートがめざましい活躍を見せる一方、大きな課題となるのが出産、育児との両立だ。
国際女性デーを控えた今月3日、女子選手の支援を目的としたパネル討論会がオンラインで開かれた。悩みを共有する場がいまだ少ないといった声も上がる中、妊娠、出産を経て競技の第一線に復帰したアスリートたちが、自身の体験を踏まえ、後進たちにメッセージを送った。
「ママアスリートになったからこそ得たものを社会に還元したい」。そう切り出したのはフリースタイルスキーでソチ五輪女子ハーフパイプ代表の上野(旧姓・三星)真奈美さん(37)=荏田高出身=だ。
2009年、25歳で引退し長女を出産したが、翌年、14年ソチ五輪でハーフパイプが採用されることが決まり、現役復帰を決意。
「相談できる相手なく」
産後の復帰「新しい自分として」女性アスリートの挑戦と願い
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メンタル面を軸に、後輩アスリートの悩みに手を差し伸べる上野さん [写真番号:535872]
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女子ハーフパイプ予選1回目 三星マナミのエア=ソチ(共同) [写真番号:535873]
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1歳の息子に愛情を注ぎながら第一線への復帰を目指す岩清水 [写真番号:535875]
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日本―スウェーデン 後半、シェリン(左)をマークする岩清水=コベントリー競技場(共同) [写真番号:535874]