新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で1日、新たに2人の死亡と、10歳未満~100歳以上の男女計52人の感染が確認された。うち感染経路不明は20人。1日の感染者が100人を下回ったのは、2月24日(93人)以来5日ぶり。川崎市では昨年11月2日以来約4カ月ぶりに感染者ゼロだった。
横浜市によると、死亡したのは80代女性と60代男性。それぞれクラスター(感染者集団)が起きた特別養護老人ホームと汐見台病院(磯子区)の入所者と患者。1月下旬~2月中旬に陽性が判明し、その後状態が悪化した。
相模原市では、クラスターになっている相模原南病院(南区)で、新たに職員3人、患者2人の陽性が判明。同院での感染者は計36人となった。
感染者がゼロだった川崎市は「(発表者数が少ない)月曜ということで、偶然というケースもある。引き続き感染防止に努めてほしい」としている。
また、横浜市は1日午前0時ごろ、市の宿泊療養施設(保土ケ谷区)に入所している40代男性が無断外出した、と発表した。男性は外階段を使って施設外に出て、ゲート脇の植え込み部分からいったん敷地外に出たが、再び敷地内に戻っていたという。
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在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は1日、基地関係者1人の感染が確認されたと発表した。
県内2人死亡52人感染 宿泊療養施設で男性無断外出
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3月1日現在の県内市町村別感染者数 [写真番号:528527]