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ダンウェイ社長・高橋陽子
【ひとすじ】秘めた能力 開花させ 障害者就労支援に奔走

社会 | 神奈川新聞 | 2021年2月28日(日) 10:09

社内で業務に励む高橋陽子社長

 明日への可能性を信じて─。長男の知的障害が見つかったのを機に、障害者の就労支援に奔走する女性がいる。

 川崎市中原区の高橋陽子さん(47)は、障害者を取り巻く環境や福祉施策に疑問を抱き一念発起、ダンウェイを起業した。親亡き後も安心して暮らせるように、障害者に向ける社会の目が変わるように、当事者の立場でチャレンジを続ける。「障害者の秘めた能力を発掘して開花させ、輝く人生の扉を開けたい」

 JR武蔵新城駅(同区)近くの商店街あいもーる。アーケードに面したビルの2階フロアで、障害者がパソコン画面に向き合う。

 AI(人工知能)で動くフォークリフト用ソフトの開発に向けた「ラベリング作業」。パレットにフォークが刺さる位置をマウスでマーキングしていく。耳で聞くより目で見た方が理解しやすいという「視覚優位」の特性を生かし、黙々と作業をこなす。

 昨年12月に東京都内の企業から受注した業務。以前はシステムエンジニアが長時間かけていた作業だが、スキルを身に付ければ障害があっても手掛けられる。高橋さんは、「障害者が最新技術を支えている」と顔をほころばせる。

 高橋さんは茅ケ崎市出身。幼少期はのびのび育つ一方で引っ込み思案な面もあったが、小中高校の先生をはじめ「とにかく周囲の人に恵まれた」ことで、徐々に解消されていった。大学時代はファミリーレストランのアルバイトに没頭。7人のスタッフが一丸となってハンバーグステーキを提供することで、チームワークの重要性も体感した。

 卒業後は人と関わる仕事がしたいと志望を総務部門に絞ったが、当時はバブル経済崩壊後の就職氷河期。就職活動は苦戦し、内定が決まったのは4年の12月だった。その後、ベンチャー企業なども含め3社で総務の仕事を経験した。

障害者福祉の現状を痛感

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