東日本大震災が起きた3月11日を「防災教育と災害伝承の日」にしようという取り組みが始まった。過去の被災経験や言い伝えを基に津波から逃れた人は少なくないが、三陸沿岸を中心とした被災地全体では教訓が十分に生かされず、人的被害が拡大したからだ。提唱する防災や教育の専門家が賛同者を募っており、政府に制定を働き掛ける予定だ。
防災教育「まだ不十分」
3・11を「防災教育と伝承の日」に 専門家ら呼び掛け
記者会見で3月11日を「防災教育と伝承の日」とするよう訴える大学関係者ら=13日午後、東京都新宿区 [写真番号:526534]