最大震度6強を観測した福島県沖の地震は、10年前から続く東日本大震災の余震活動のリスクを改めて浮き彫りにした。
14日に臨時会合を開いた政府・地震調査委員会は「今後も長期間にわたって余震域や内陸を含む周辺で規模の大きな地震が発生し、強い揺れや高い津波に見舞われる可能性がある」と指摘している。
気象庁などによると、13日夜の地震は、東北沖に延びる「日本海溝」に沈み込んでいる太平洋プレート(岩板)の内部で起きた。
地震調査委が1月に更新した地震の長期評価(発生確率)で、今回のタイプは10年以内に30~40%、30年以内では60~70%と高い確率が見込まれていた。
「震源浅ければ、状況違った」
余震リスク依然高く 地震調査委「高い津波の可能性ある」
強い地震から一夜明けた東京電力福島第1原発=14日午前6時44分(共同通信社ヘリから)(共同) [写真番号:512200]