東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が12日、女性蔑視発言の責任を取って正式辞任した。大会を支えるボランティアが700人以上も参加を辞退するなど波紋を広げた問題。県内ボランティア関係者からも困惑の声が上がり、トップ交代後の対応を注視している。
3日に開かれた日本オリンピック委員会の臨時評議員会で、森氏は「女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかる」などと発言。国内外の厳しい批判にさらされ、事実上、退任に追い込まれた。
「ああいう発言が出て、非常に残念」。大会ボランティアの推進員として準備に携わる男性は、そう語気を強めた。