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妻殺害に懲役5年求刑 検察「介護や衰弱でストレスを爆発」

社会 | 神奈川新聞 | 2021年2月6日(土) 11:15

横浜地裁

 自宅で妻の首を刺して殺害したとして、殺人の罪に問われた海老名市河原口1丁目、無職の男(71)の裁判員裁判の論告求刑公判が5日、横浜地裁(奥山豪裁判長)であった。検察側は懲役5年を求刑、弁護側は執行猶予判決を求め、結審した。判決は12日に言い渡される。

 検察側は論告で、長年にわたる妻の介護と被告自身の衰弱から「抱えたストレスを爆発させた」と指摘。フライパンで頭を殴りつけ、気絶した被害者の首を包丁で20回切りつけた犯行態様を「苛烈」と非難した。

 弁護側の「愛する人への感情から『1人にしておけない』と考え、自らも命を絶とうとした」との主張には、「苛烈な犯行態様からも説明できない」とした。

 一方、弁護側は精神鑑定を担当した医師の証言を中心に被告が犯行当時、心神耗弱状態にあったと主張。精神的に孤立し、拡大自殺を図る精神状態で犯行に至ったとした上で「重度のうつ病の症状から突発的、衝動的に『行き詰まった状況を終わらせたい』と考えた。思考力などが著しく低下し、夢か現実か判断できない状態だった」と訴えた。

 起訴状などによると、被告は2019年5月30日、自宅で同居する妻=当時(86)=の頭をフライパンで複数回殴り、首を包丁で多数回突き刺すなどして殺害した、とされる。

あの時、抱きしめてあげられたら・・・

 被告は証言台の前に立ち、両の手のひらで何かを包み込むようにして言った。

 「妻の背中がこんなに小さくなって、そしてふわぁっと浮かび上がった」

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