新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は5日、入院していた市内在住の80~90代の男女7人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~100歳代の男女172人の感染を新たに確認した。80~90代の男女5人が中等症、149人が軽症または無症状、18人の症状は不明。64人の感染経路が分かっていない。
市によると、亡くなった7人のうち80代男性はクラスター(感染者集団)が発生した昭和大学藤が丘病院(青葉区)に別の疾患で入院していた。院内感染発生後の昨年11月に陽性が判明し、12月18日に新型コロナによる肺炎で亡くなった。80~90代女性2人もそれぞれクラスターが発生した高齢者施設の利用者だった。
これまで5人が感染した市内の障害者施設では、新たに職員1人、利用者1人の陽性が分かり、市はクラスターが発生したと認定した。
市内のクラスター関連では、高齢者デイサービス施設で職員と利用者7人の感染が判明し、感染者数は計13人に。横浜刑務所では収容者と職員計14人の陽性が分かり、感染者数は計127人となった。
このほか、金沢病院(金沢区)、港南台病院(港南区)、横浜新都市脳神経外科病院(青葉区)、元気会横浜病院(緑区)、市立みなと赤十字病院(中区)、高齢者施設6施設で1~4人の感染が分かった。
市が4日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。
▽鶴見区=1327人▽神奈川区=1147人▽西区=662人▽中区=1328人▽南区=1536人▽港南区=1092人▽保土ケ谷区=908人▽旭区=998人▽磯子区=819人▽金沢区=783人▽港北区=1647人▽緑区=658人▽青葉区=1240人▽都筑区=793人▽戸塚区=1043人▽栄区=335人▽泉区=531人▽瀬谷区=424人▽市外=1084人