新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は4日、県所管域で新たに4人の死亡と10~90代の男女59人の感染が確認されたと発表した。
死亡した4人はいずれも80代男性。鎌倉市の男性は1月2日に陽性が判明し、入院。症状が軽くなったため別の病院に転院したが、今月4日に新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。既往症があったという。相模原市の男性は1月9日に陽性が判明し、今月1日に新型コロナ感染症により亡くなった。
海老名市の男性はクラスター(感染者集団)が発生した綾瀬市内の介護老人保健施設「メイプル」の入所者で、1月15日に新型コロナ感染症により死亡した。海老名市の別の男性は同16日に陽性が判明し、今月3日に新型コロナ感染症による肺炎で死亡した。
新規感染者59人のうち、6人が中等症、53人が軽症または無症状で、23人の感染経路が不明という。
年代別の内訳は、40代が19人、20代12人、60代7人、30代・80代が各6人、50代5人、10代3人、90代1人。
20~40代の男女6人はクラスターが発生している小田原保健福祉事務所管内のデイサービス施設の職員で、同施設の感染者は14人となった。20~60代の男女9人は藤沢市内の福祉施設の職員や利用者だった。