新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が再発令され初の3連休となった9~11日、県内主要地点の人出は、前回発令時に比べ軒並み増えていたことが、スマートフォンの位置情報を基にしたデータの分析で分かった。政府や県は午後8時以降の不要不急の外出自粛を呼び掛けているが、夜間の人出も増加。横浜駅は昼夜とも2~3倍に達した。
県内6地点の人出について、ソフトバンク子会社「Agoop(アグープ)」が政府に提供しているデータを基に分析。前回の宣言後初の土日に当たる昨年4月11、12日と平均値を比較した。

午後3時台は横浜駅で3倍、桜木町駅で7割増、元町・中華街駅と箱根湯本でともに3割増となった。また、今回の宣言は午後8時以降の外出自粛が強調されているが、午後9時台も横浜駅で2・6倍に。桜木町駅、元町・中華街駅、関内駅で1~4割増となったほか、片瀬西浜海水浴場(藤沢市)も3割増だった。
専門家「感染恐怖に慣れてしまった」
緊急宣言下の3連休 横浜駅の人出、前回発令時の2~3倍に
横浜駅西口 [写真番号:476432]
3連休の人出の増減 [写真番号:476433]