新型コロナ
箱根「キャンセル7割」の宿も GoTo停止、中華街は…
社会 | 神奈川新聞 | 2020年12月29日(火) 22:03
政府の観光支援事業「GoToトラベル」が全国一斉にストップし、神奈川県内の観光地からも落胆と不安の声が聞こえてきた。
ホテルや旅館は予約のキャンセルが相次ぎ、日帰り観光スポットにも波及。
「かき入れ時なのに」「年明けも期待できない」─。
29日は混雑が見られたものの、年末年始を直撃した新型コロナウイルス「第3波」の影響が広がっている。

「とにかく家族でゆっくり過ごしたい。コロナ禍でばたばたした1年だったから」。
藤沢市に住む男性会社員(41)は、妻と長男(3)と箱根町内の温泉ホテルに向かった。
例年なら大阪府内の実家で正月を過ごすが、1人暮らしする80代の母の感染を心配して帰省を諦めた。GoToの一時停止で自粛ムードも漂うが、せめて近場で、と宿を取ったという。
「穴埋めできない」
箱根「キャンセル7割」の宿も GoTo停止、中華街は…
例年に比べ客足は半分以下という箱根湯本駅前の商店街=29日午後、箱根町 [写真番号:464015]
若い観光客らでにぎわう横浜中華街=29日午前、横浜市中区 [写真番号:464102]