新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は24日、感染が疑われる発熱患者を年末年始に診療する医療機関が、県内で361カ所(同日午前時点)になったと明らかにした。
県は少なくとも380カ所程度を確保したい方針で、目標にはほぼ到達する見通しとなった。
ただ、湘南西部や県西部が少ないなど地域によって偏りがあり、県は1カ所でも多くの協力を得られるよう28日まで働きかけを続ける。
保健医療圏に基づく地域別では▽横浜市内164カ所▽川崎市内53カ所▽相模原市内19カ所▽横須賀・三浦(横須賀、三浦、鎌倉、逗子の4市と三浦郡)27カ所▽湘南東部(藤沢、茅ケ崎の2市と寒川町)30カ所▽湘南西部(平塚、伊勢原、秦野の3市と中郡)11カ所▽県央(厚木、海老名、大和、座間、綾瀬の5市と愛甲郡)40カ所▽県西(小田原、南足柄の2市と足柄上・下郡)17カ所。
県内の発熱診療等医療機関1603カ所のうち、今月29日~1月3日までの間に1日でも診療すると申告のあった数を集計した。市町村別や医療機関名は明らかにしていない。県の担当者は「少ない地域には、重点的に働きかけをしたい」としている。