新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で22日、新たに横浜市の70代男性と県所管域の80代女性の計2人の死亡と、10歳未満~90代の男女計348人の感染が明らかになった。1日当たりの新規感染者数は17日の319人を上回り、過去最多を更新した。新規感染者のうち219人の感染経路が不明という。
死亡した横浜市の70代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した生麦病院の患者で、別の疾患で11月19日に入院し、28日に陽性が判明していた。死因は新型コロナによる肺炎だった。80代女性は感染した同居家族の濃厚接触者として11月27日に陽性が判明。12月19日に新型コロナによる肺炎で死亡した。
横浜市によると、クラスターが発生した市内の食品関係の工場では、新たに30~50代の女性従業員8人の感染を確認。施設での感染者数は計19人となった。従業員は約500人おり、検査が進められている。
川崎市では、クラスターが発生していた川崎区の高齢者介護施設で、70代の女性入居者ら3人が新たに感染し、計24人となった。
相模原市によると、クラスターが確認されているラグビーのトップリーグ三菱重工相模原ダイナボアーズの20~30代の選手4人が感染。同チーム選手の感染者は計11人となった。
横須賀市では特別養護老人ホーム「湘南ホーム」で介護士ら職員3人と入所者4人の計7人が感染。同施設の感染者は計10人になり、市はクラスターと判断した。
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在日米海軍横須賀基地司令部は22日、同基地で新たに関係者20人の感染を確認したと発表した。同基地の同日現在の感染者数は68人。
過去最多348人感染 22日の県内、2人死亡
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12月22日現在の県内市町村別感染者数 [写真番号:455681]