カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致を巡り、横浜市は20日、ギャンブル依存症や治安などの懸念事項を有識者らが話し合うシンポジウムをオンラインで開催した。市民からはギャンブル依存症の患者の増加を不安視する声が多く寄せられている。シンポでは知識の普及とともに、相談から治療、回復までの支援活動を充実させることの重要性が論じられた。
市の考えを示す「横浜IRの方向性」の素案に対するパブリックコメント(市民意見募集)で数多く寄せられた懸念の声に対し、治療や研究、支援などで携わっている有識者らが専門的な立場からコメントする形で進行した。
国立病院機構久里浜医療センターの松下幸生副院長は、…