秦野市栄町の酒店で高齢の女性経営者が犠牲となった強盗殺人事件は6日、未解決のまま発生から10年となった。
事件解決を報告できぬまま過ぎ去った歳月に、遺族は無念さをかみしめる。事件の風化を懸念し、容疑者逮捕につながる情報提供を求める。
事件は2010年12月6日に発生。午後3時20分ごろ、店内で首や胸などを刺されて倒れている岩田千賀子さん=当時(86)=を下校途中の中学生が発見、119番通報したことで発覚した。県警によると、レジからは現金約1万5千円が奪われていた。
千賀子さんは頭蓋骨骨折などのけがを負い、医療機関で治療を受けていたが約2カ月後に亡くなった。
いつもと同じ1日
秦野・酒店強盗殺人事件、解決に至らず10年 無念の遺族
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事件のあった酒店。未解決のまま10年が経過した=秦野市栄町 [写真番号:436129]
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強盗殺人事件が起きた店内の様子。現在は営業していない [写真番号:436131]
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岩田 千賀子さん [写真番号:436132]