新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は17日、10~90代の男女55人の感染が新たに確認された、と発表した。80代の男女2人が重症、60~70代の男性3人が中等症、50人は軽症または無症状。うち41人の感染経路が不明という。
感染経路が分かっている14人のうち、クラスター(感染者集団)が発生した昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)では、30代の男性医師と70代の男性入院患者の感染を新たに確認。これで同病院の感染者数は計34人になった。
これまでに客や従業員6人の陽性者が出て、クラスターが起きた市内のカラオケ店でも、客の80代女性が新たに感染。既に理学療法士2人の陽性が判明している市内の病院では、70代の男性入院患者の感染が確認された。
感染経路不明者のうち、40代女性は市内の通所介護施設の介護士。市は、利用者と職員約30人を対象に集団検査をする。
また、市は市立高校に勤務する50代の男性教諭が感染したと発表。同僚の教諭数人が濃厚接触者といい、検査を進める。接触者を特定するために同校は17日を臨時休校とし、18日から再開する。