災害時に市町村が住民らに向けて発表する避難関連情報の見直しで、内閣府は16日、最も危険な警戒レベル5の新たな情報名を「緊急安全確保」、早めの行動を促す警戒レベル3の新名称を「高齢者等避難」に変更する案を公表した。
同日開かれた政府・中央防災会議の検討部会で、大筋で了承された。今後細部を詰め、制度改正に向けた報告書を年内に取りまとめる。
避難関連情報の見直しを巡り検討部会は、災害の恐れが高まった段階で出される警戒レベル4の「避難勧告」と「避難指示(緊急)」を避難指示に一本化する方向で既に一致。昨年新設された警戒レベル5の「災害発生情報」と、警戒レベル3の「避難準備・高齢者等避難開始」の改称や再定義も話し合っていた。