横浜市が進めるカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致を巡り、賛否を問う住民投票に向けた署名活動が4日、最終日を迎えた。
開始から2カ月たった同日正午までに、直接請求に必要な法定数の2倍以上となる15万6445筆が集まったという。
住民投票の実現には今後、市長に提出する条例案が市会で可決される必要がある。
主導する市民団体「カジノの是非を決める横浜市民の会」は、2017年夏の市長選で誘致「白紙」を掲げて3選を果たした林文子市長が、昨年8月に一転して誘致を表明したことに反発して発足。
住民投票の実現には、市内有権者6万2千人以上の有効署名を2カ月以内に対面で集める必要があり、今年9月4日から署名活動を開始した。
「主権者の自覚高める一歩」
横浜の住民投票署名15万超に 2カ月で法定数の2倍以上
署名活動の最終日となった4日、街頭で協力を呼び掛ける市民団体のメンバー=JR桜木町駅前 [写真番号:401206]