新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は29日、入院していた70~80代の男女3人が死亡した、と発表した。また、10歳未満~90代の男女36人の感染を新たに確認した。
亡くなった3人は市内在住。80代女性はクラスター(感染者集団)が発生した市内の特別養護老人ホームの利用者で、施設内で確認された初めての感染者だった。ほか2人の感染経路は不明で、70代女性は10月7日に救急搬送された市内医療機関で陽性が確認され、入院していた。70代男性は10月3日に発熱。5日に県内の医療機関で陽性が判明して入院していたという。
感染経路が判明している18人のうち、80~90代の男女3人はクラスターが起きた市内の別の特別養護老人ホームの利用者。これで感染者数は計13人になった。
同居する父親から感染したとみられる10代の男子中学生は無症状で、26日まで市立中学校に登校していた。市は、校内で濃厚接触者がいないか調べている。