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広島の朝鮮人被爆者を記録 来月、横浜で上映 

社会 | 神奈川新聞 | 2020年10月27日(火) 11:50

「もうひとつのヒロシマ─アリランのうた」ポスター

 県内在住の朴壽南(パクスナム)監督が、広島の朝鮮人被爆者を記録したドキュメンタリー映画「もうひとつのヒロシマ─アリランのうた」(1986年、58分)の上映会が11月27日、横浜市戸塚区の男女共同参画センター横浜フォーラムで開催される。デジタル化後、初の上映。

 原爆投下時の広島、長崎では、朝鮮人7万人以上が被爆した。日本の軍需労働力として朝鮮半島から強制連行されたり、だまされて来日したりした人たちで、被爆後は補償もなく貧困と原爆後遺症に苦しんだ。

 作品では、朴監督が広島の原爆スラムに65年から住み込んで実像を掘り起こし、韓国で聞き取りした朝鮮人被爆者も含め16人の体験を記録した。皇民化政策による日本名や日本語の強要のほか、民族差別の実態、被爆者を放置した日本社会の様相を克明に記録している。

 朴監督が撮影したフィルムは順次、クラウドファンディングでデジタル化を進めており、同作品も34年を経て生まれ変わった。

 上映会は午後2時半から。朴監督とジャーナリスト植松青児さんのトークも行われる。参加費千円で、学生以下無料。申し込み・問い合わせは、アリランのうた製作委員会へメール(nutigafu@gmail.com)で。

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