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猛雨 台風19号1年
【連載】猛雨(3)紙一重のリスク回避 土砂災害

社会 | 神奈川新聞 | 2020年10月15日(木) 13:00

旅館が巻き込まれた土砂災害の現場。建物は取り壊され、崩落した背後の急傾斜地では復旧工事が進む=箱根町強羅

 「歴史ある旅館を閉めるのは心苦しい。でも、お客さまや従業員の安全のため、やむを得ないと判断した」

 今年に入り、閉館を余儀なくされた箱根町強羅の老舗旅館「強羅花扇 早雲閣」の関係者が打ち明ける。94年余りの歴史に幕を下ろすことになったのは、2019年10月12日に来襲した台風19号の崖崩れに建物が巻き込まれたからだ。消防に救助されたものの、土砂に埋もれた女性従業員が負傷した。箱根町では同日だけで922・5ミリもの雨が降り、全国歴代最多の雨量を記録していた。

 「半壊」と判定された同旅館は被災後の調査で復旧の道を探ったが、「建物全体にゆがみが出てしまい、建て直さなければ営業できない状況」であることが判明。従業員に負傷者が出たことに加え、再び被災する恐れがあることから再開を諦めた。苦渋の決断だった。

 「こんな被害が出るのは初めて。本当に残念」。旅館関係者は苦しい胸の内を明かす。

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