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おもちゃのサブスク、障害者が担う 川崎でIT企業タッグ

社会 | 神奈川新聞 | 2020年10月7日(水) 12:00

今後の構想を話す(左から)笠野さん、矢口さん、米田さん=川崎市高津区

 川崎市高津区のビジネスステーション「トゥーリズ」で働く障害者と、IT企業のカイクリエイツ(東京都渋谷区)がタッグを組みおもちゃのサブスクリプション(定額制)サービスに取り組んでいる。4月のサービス開始以降、累計600件以上の利用があり、トゥーリズを運営する矢口大輔さん(45)は「障害者の賃金アップを目指すとともに、1年以内に2拠点目のメンテナンスの場をつくりたい」と意欲を見せている。

 「ジニーキンダー」と命名したサービスでは、市場価格2万円以上の0~3歳児向けの玩具セットが1カ月2980円(税別)で利用でき、3カ月ごとに新しいものと交換される。保護者がフィードバックシートにおもちゃごとの利用状況などを書き込むと、同社が分析し、次回はより子どもの発達を促すおもちゃが手元に届けられる仕組みだ。

 カイクリエイツは2年ほど前から新規事業を探り、おもちゃのサブスク事業を考えていた。ただ、自社でおもちゃのメンテナンスまで行うとコスト面での課題が大きく、トゥーリズに委託を打診したという。

 同社の笠野友和さん(35)は「おもちゃドクターの資格を持った人がいるなど当社が望む要素がすべてあった」と話す。手芸品の制作やカフェの運営を手掛けていたトゥーリズ側も、賃金アップが見込めることから受託を快諾。同所に玩具のメンテナンスを手掛ける「おもちゃファクトリー」を開設した。

おもちゃファクトリーで作業する障害者ら=川崎市高津区(トゥ-リズ提供)

 障害者はアルカリ電解水での洗浄や消臭、殺菌などの作業を担当しており、笠野さんは「異物のチェックなど、われわれが気づかない部分まで見てくれる」と目を細める。

 トゥーリズの米田高志さん(40)は「サービス利用者から寄せられる感想などが障害者のやりがいにつながっている」と、これまでの商品を製造するだけの業務との違いを実感。矢口さんも「現在県内の就労継続支援B型事業所で働く人の月収は平均1万4千円程度。サブスクサービスの利用拡大を図り、障害者の賃金を3万円以上に引き上げたい」と話している。

 サブスクサービスの詳細や申し込みは、インターネットで「ジニーキンダー」で検索。

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