新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は1日、感染して入院していた80代と90代の男性が亡くなった、と発表した。また、10歳未満から80代までの男女40人の感染が新たに確認された。このうち60代と70代の女性が中等症で、残る38人は軽症または無症状。19人が感染経路不明という。
市によると、亡くなった2人の死因はいずれも、新型コロナウイルスによる肺炎。90代男性は、クラスター(感染者集団)が起きた戸塚共立第1病院(戸塚区)の入院患者で、9月21日に陽性と判明後、市外の病院に転院していた。
感染者の年代別内訳は20代が9人で最多。50代8人、30代7人、40代5人、70代3人、10歳未満と10・60・80代が各2人。経路が判明している21人のうち、11人は家庭内感染だった。
市によると、クラスターが発生した市立脳卒中・神経脊椎センター(磯子区)で、30代の女性看護師が新たに感染。同センターの感染者数は入院患者6人、職員3人の計9人となった。
また、市は、国勢調査員の40代女性の感染を公表。発熱2日前の9月23日まで調査書類を配布していたがポスティングが中心で、市民との接触はないという。
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市は1日、9月26日の感染者数を1減の49人に訂正した。抗原検査で陽性だった70代男性について、その後のPCR検査で陰性となったことなどから、市内医療機関が発生届けを取り下げた。