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新型コロナ
クラスター事例、医師・介護職員が報告 「情報発信は役目」

社会 | 神奈川新聞 | 2020年9月27日(日) 21:30

院内感染の対策と課題を振り返る聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院の桝井医師=横浜市西区

 新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生に備えようと、感染事例報告会が27日、横浜市西区で開かれた。集団感染が確認された神奈川県内2病院、利用者ら3人が感染した介護施設の職員が経緯や対策法、課題などを細部にわたって発表。感染拡大を食い止めるべく知恵を絞り合った。

 主催したのは県医師会。「クラスター発生時の迅速な対応や予防につなげたい」(菊岡正和会長)との狙いから情報共有のために企画され、インターネット中継を通じて医療従事者ら約600人が視聴した。

 職員と患者計80人の感染が確認された聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院(同市旭区)から、救命救急センター長の桝井良裕医師が登壇。感染1例目が泌尿器科の患者だったことから、「全患者が感染者になり得るという想定が不十分で対応に甘さがあった」と明かした。職員同士の密を避けるために各部署の部屋を離したことを説明しつつ、院内の人事異動によって「情報共有に遅れが生じた」とも振り返った。

 一方、菊名記念病院(同市港北区)では医師ら職員16人の感染が発覚。赤間仁見看護部長は部署ごとに業務量が偏ったことや、職員の子どもが通う保育園から「登園を控えてほしい」といった偏見を受けたり、休職希望者が相次いだりしたケースを報告した。

 県内の新規感染者数や感染経路不明率は高止まりの状況が続き、県病院協会の窪倉孝道副会長は「Go To キャンペーンが本格実施される今後も予断を許さない」と危機感を募らせる。桝井医師は「学会の発表では情報共有の範囲が限られていた。クラスター発生を防ぐために外部に情報を発信することがわれわれの役目であり、とても貴重な機会だった」と気持ちを新たにした。

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