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ガス点検装い高齢者縛り強盗 多発 首都圏各地

社会 | 神奈川新聞 | 2020年9月24日(木) 05:10

神奈川県警本部

 神奈川県内や東京、千葉など首都圏で8月以降、ガスなどの点検を装い、60代以上の高齢者らを狙った強盗事件が相次いで発生している。ガス業者などを装った男が自宅を訪問し、粘着テープで縛るなどした上で現金やキャッシュカードを奪う手口が酷似しており、神奈川県警は関連を調べている。高齢者が住む家に絞って犯行に及んでいる可能性があり、県警は「心当たりのない不審な訪問や電話には応じず、警察に通報して」と注意を呼び掛けている。

強盗事件の発生場所

 県内の事件は、8月27日に川崎市多摩区と鎌倉市、9月11日に横浜市港北区、同17日に川崎市幸区(未遂)で発生した。日中から夕方にかけて業者を装って男が1人または2人で訪ねて侵入し、現金約2万4千円~約14万円とキャッシュカードが奪われた。脅されてカードの暗証番号を言わされ、50万円が引き出されたケースもある。幸区以外の3件で被害に遭った家は、高齢者の単身世帯か高齢夫婦の2人暮らしだった。

 「ガス器具の点検にお伺いします」という前兆電話や凶器の有無など、事件によって細かい部分で手口が異なるが、同一の犯罪グループが関与しているとみられている。近年は、事件ごとに指示役が会員制交流サイト(SNS)で実行役を募り、顔を合わせないままメッセージなどを送って犯行の場所や方法を指示して現金を奪う強盗事件が目立っており、今回も同様に実行役を募っている可能性があるという。

 前兆電話などの手口や狙われているのが高齢者といった点が特殊詐欺と似ていることから、捜査幹部は「詐欺グループの犯行」との見方を示す。幸区の被害者家族は昨年10月、特殊詐欺によって現金約2800万円がだまし取られており、「同じ詐欺グループが関与し、大金を持っているという情報を基に狙ったはず。現金を奪うためなら手段を選ばない」と警戒する。

 東京ガスは「点検する際は事前にチラシでお知らせするので、突然電話したり訪問したりすることはない。不審に思ったら、お客様センターに電話し、点検の予定があるか確認してほしい」としている。

 都内や千葉県内の事件では、警視庁や千葉県警に実行役や指示役とみられる容疑者の男が逮捕されたが、犯罪グループの全容は解明されていない。

 県警捜査幹部は「さらに上の立場の指示役がいる。実行役を捕まえても、また違う実行役を募って事件は繰り返されるので、早く上を捕まえて根を絶ちたい」とし、事件解決を急ぐ。

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