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平和つなぐ 戦後75年
修学旅行中止、リモートで広島に千羽鶴

社会 | 神奈川新聞 | 2020年9月9日(水) 05:00

現地の中学生が動画中継

原爆被害について培遠中学校の生徒の説明を聞く中野中学校の生徒ら=相模原市緑区

 広島への修学旅行が新型コロナウイルスの影響で中止になった後、相模原市立中野中学校(同市緑区中野)の3年生が制作を進めてきた千羽鶴が8日、広島県福山市立培遠(ばいえん)中学校の生徒によって、広島市の平和記念公園にささげられた。その様子は培遠中の生徒によって中野中に動画で生中継され、両校の生徒が核兵器のない世界を願って一緒に黙とうした。

 中野中の生徒は昨年12月から、修学旅行に向けて広島の原爆について学んできたが、今年6月に中止が決まった。「現地に行けなくても、自分たちでできることを」-。修学旅行実行委員の生徒が中心になり、原爆で亡くなった人を慰霊するための千羽鶴を折ってきた。教員同士でつながりのあった培遠中に依頼し、校外学習として平和記念公園を訪れる1年生に千羽鶴を託した。

 培遠中の生徒は平和記念公園の慰霊碑や原爆ドームなどを訪ね歩く様子をインターネットのビデオ会議システムを使って中継。教室で画面を見つめる中野中の生徒に「広島の原爆のことを県外の多くの人に伝えたい」と思いを語った。

 原爆で亡くなった子どものために建てられた「原爆の子の像」の前に集まった培遠中の生徒は、広島で被爆し、12歳になるまで鶴を折り続けた佐々木禎子さんの短い生涯を紹介。託された千羽鶴を供えて「平和な世界を築いていきましょう」と呼び掛け、中野中の生徒と一緒に手を合わせた。

 「広島の被害を神奈川の生徒に伝えることで、私たちの学びが深まった。協力できてよかった」と培遠中の村上啓二校長。中野中の修学旅行実行委員長の武田歩己さん(14)は「修学旅行に行けなかったことは残念だが、忘れられない貴重な経験ができた。培遠中の方々に心から感謝したい」と話していた。

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