7月の熱中症搬送、昨年比で半減
社会 | 共同通信 | 2020年8月26日(水) 16:28
総務省消防庁は26日、熱中症で7月に救急搬送されたのは8388人だったとの確定値を発表した。昨年7月の約1万6千人からほぼ半減した。梅雨前線の影響で大雨が続き、気温が低かったのが要因とみられる。搬送時に死亡が確認されたのは18人だった。
8月は一転して猛暑が続いている。消防庁はこまめな水分補給や適切なエアコンの利用に加え、屋外で人と2メートル以上離れている時はマスクを外すなどの対策を呼び掛けている。
消防庁の調査は2008年に開始した。7月は09年の搬送者5294人、死者8人がいずれも最少。今年の搬送者と死者は、これに次いで過去2番目の少なさだった。