横浜税関が輸入を差し止めた知的財産侵害物品=横浜市中区
偽ブランド品などの知的財産侵害物品の輸入差し止め件数が増加傾向に転じそうだ。横浜税関が8日発表した2023年上半期(1月~6月)は前年同期比33・1%増の6109件で、このままのペースで進めば、減少傾向に歯止めがかかり3年ぶりに増加する見通しだ。横浜税関の担当者は「知財侵害物品を買わない、使わないことが重要」と呼びかけている。
横浜税関での知財侵害物品の差し止め件数は20年に年間1万3222件でピークとなり以降減少が続いてきた。今年上半期は過去2番目の多さとなっていて、警戒強化が求められている情勢だ。
5年連続で全国1位