
9月下旬に4年ぶりの通常開催を目指す秦野市最大の観光イベント「秦野たばこ祭」で、物価高騰や協賛金の減少により、祭りのクライマックスを飾る「打ち上げ花火」の資金が不足する見込みだ。同祭実行委員会は初のクラウドファンディング(CF)を始めた。
「秦野たばこ祭」は、市発展の礎となった「葉タバコ耕作」に携わった先人たちの情熱を後世に伝える伝統行事。今年は9月23、24日の両日に行われ、恒例の「たばこ音頭パレード」や、情熱を火に例えた「ジャンボ火起こし綱引きコンテスト」「弘法の火祭」などのほか、新企画も進む。
同実行委事務局の市観光振興課は「通常の広報宣伝も復活し、多くの人に足を運んでもらいたいが、収支はギリギリで厳しい状況」と打ち明ける。