横浜港の南本牧ふ頭と本牧ふ頭を結ぶ「南本牧はま道路」(横浜市中区、約2・5キロ)が完成し、4日に開通した。併せて首都高湾岸線南本牧ふ頭出入口も開通。同日は関係者らがくす玉開きや通り初めを行い、開通を祝った。
南本牧-本牧間の所要時間は4割短縮でき、首都高や東名高速道路へのアクセスも大幅に改善される。横浜環状北線が18日に開通するとコンテナの輸送時間が飛躍的に向上するなど、横浜港の国際競争力のさらなる強化が期待されている。
開通式で国土交通省の田中良生副大臣は「南本牧の新コンテナターミナルをスピード感を持って整備するとともに、コンテナ物流に情報通信技術(ICT)を活用して生産性の向上に努めていく」、林文子市長は「連絡道路の整備は根本的な仕事の核になる」とあいさつ。小此木八郎衆院議員らが祝辞を述べ、横浜港運協会の藤木幸夫会長らがテープカットを行った。