1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 「兵に告ぐ」 二・二六事件関連資料保存の海南神社 三浦

「兵に告ぐ」 二・二六事件関連資料保存の海南神社 三浦

話題 | 神奈川新聞 | 2017年2月25日(土) 11:17

掛け軸に記された内容について説明する米田さん
掛け軸に記された内容について説明する米田さん

 「二・二六事件」でクーデターを試みた下士官らに投降を呼び掛けた「兵に告ぐ」の関連資料が、三浦市三崎の海南神社で所蔵されている。26日で事件発生から81年。人々の記憶が薄れゆく中、同神社は「軍国化が進む契機となった事件を風化させたくない。若い人にも知ってほしい」と資料を公開したい考えだ。

 二・二六事件は1936年2月26日、陸軍・皇道派の青年将校が起こしたクーデター未遂事件。下士官らを率いて首相官邸などを襲撃し、永田町一帯を占拠したが、29日に鎮圧された。

 「兵に告ぐ」は、戒厳司令部が29日にビラとラジオ放送で、反乱部隊に投降を促した内容。ラジオでは「勅命は発せられた」「抵抗したなら、逆賊とならなければならない」「今からでも決して遅くはないから、直ちに抵抗をやめて軍旗の下に復帰せよ」などと読み上げられた。


掛け軸の文面の最後には「大久保弘一」の名が記されている=三浦市三崎
掛け軸の文面の最後には「大久保弘一」の名が記されている=三浦市三崎

 資料はラジオ放送された「兵に告ぐ」の文言を記した掛け軸で、同神社の宮司米田光郷さん(73)が20年ほど前に購入。「兵に告ぐ」の起草に中心的役割を果たした陸軍省新聞班員で同司令部の大久保弘一少佐が記したものと思われるという。

 収蔵庫で長らく箱に入れたままだったが、昨年整理した際に再び目にし、「風化させたくない」との思いを強めたという。

 「『兵に告ぐ』がなかったら反乱は続いたかもしれない。(起草者の)自筆と思われ、後世に残すべき資料」と米田さん。「要望があれば公共施設などで公開したい」と話している。

神社に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング