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制服リユース好評 「保護者負担軽減に」PTA回収

話題 | 神奈川新聞 | 2017年2月9日(木) 02:00

厚木市立玉川中学校で行われた制服などのリユース販売 =同市小野
厚木市立玉川中学校で行われた制服などのリユース販売 =同市小野

 厚木市内の市立中学校で行われている制服や体操着のリユースが好評だ。卒業や体の成長に伴ってサイズが合わなくなり、不要になったものをPTAが回収、安価で販売している。入学前の家庭の負担は10万円近くかかる場合もあり、経済苦の保護者らに喜ばれている。

 3日、市立玉川中学校(同市小野)で開かれた新入学保護者説明会。約140人の保護者が参加した会場の一角にはハンガーにつるされた男子制服の学ラン、女子制服のブレザー、ワイシャツ、ジャージー、体育館履きなど約80点が並んだ。

 在校生の保護者から集めたもので、価格は500~300円。入学準備の説明終了後、保護者が買い求めた。ある女性は「うちは母子家庭なので入学時にそろえるものが多く、経済的な負担は大きい。こうしたリユース販売は本当に助かる」と感想を述べた。

 同校のリユース販売は毎年度、10月の文化発表会のバザーと新入学説明会の計2回実施。PTAが「家庭で眠っている制服やジャージーの提供をお願いします。マークや刺しゅう、汚れは気にせずに」などの手紙を配布して呼び掛けている。学校も回収箱を玄関口に設置するなど、協力している。

 持木謙一PTA会長(49)は「きっかけは分からないが、リユース販売はかなり前から続いている。厚木市内ではほとんどの中学校で行われ、定着している。保護者の負担軽減が図られ、物を大切にする気持ちが広がり、評判も良い」と話している。

 市内全13校の中で生徒数が最も多い市立厚木中学校(同市水引)でも毎年10月の文化祭でPTAがバザーを開き、販売している。「毎回、一番早く売り切れる人気コーナー」で、2016年度は制服など二百数十点のリユース品が集まったという。

 同市教育委員会によると、低所得世帯に対して学用品購入費などの一部を支給する就学援助制度の利用者は、15年度で小学校2152人(認定率18%)、中学校1235人(同20%)。ここ数年、受給者の割合は横ばいで推移している。

◆中学校の制服を巡る課題 子どもの貧困に注目が集まる中、中学校入学時に購入する制服や体操着が高価格で、保護者の負担が大きくなっている。学校ごとでデザインが異なるなど、多品種少量生産がコストを引き上げている。取扱業者も限定され、競争原理が働いていないとの指摘もある。

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