市民団体「港北ふるさとテレビ局」は、横浜市内や港北区内の古い映像を募集している。提供された8ミリフィルムや写真などをデジタル化。つなぎ合わせて作品に仕上げた後、返品する。代表の伊藤幸晴さん(55)=同市港北区=は「地域の人が元気になる作品を作りたい」と協力を求めている。
同団体は区内を中心に番組を制作。地域映像の発表の場として「港北ふるさと映像祭」も開催している。今年は11月6日に開き、寄せられた映像を上映する。
前回の映像祭では、1959~61年に市立新田小学校の教諭が撮影した運動会や授業、東京への遠足といった映像を約30分にまとめて流した。観客から笑いが起き、会話が途切れないほど盛り上がったという。
すでに、昭和40年代に区内の寺院で撮影された稚児行列などのカラー映像が寄せられている。「街の景色は数年ですっかり変わる。日常を撮影したものでも貴重な記録資料。ぜひ提供を」と呼び掛ける。問い合わせは、事務局の小林さん電話045(401)6063。