2020年東京五輪・パラリンピックへ向けて、トランポリン競技の魅力を知ってもらおうと、現役の日本代表選手らを講師に招いた「トランポリン体験教室」が5日、藤沢市鵠沼東の秩父宮記念体育館で開かれた。参加した子どもたち約80人は憧れの選手の指導を受けながら、大きく羽ばたいた。同市の主催。
リオデジャネイロ五輪4位入賞の棟朝銀河選手(22)と、同五輪代表コーチの中田大輔さん(42)が登場。宙返りやひねり技など豪快な演技を披露すると、会場から大きな拍手が沸いた。
教室では、子どもたちも実際に競技を体験。トランポリンの上で跳躍する基本的な動きから、飛びはねながら空中で手拍子する難度の高い技にも挑戦した。
市立鵠洋小の6年生(11)は「思った以上に跳ねて楽しかった。将来は、棟朝選手みたいにオリンピックの代表選手になりたい」と声を弾ませた。
棟朝選手は現在、慶応大湘南藤沢キャンパスに在学中。地元での指導に「子どもたちが笑顔で飛んでくれて、パワーをもらえた」と笑みを浮かべ、3年後の大舞台へ向けて「金メダルを狙いたい」とさらなる飛躍を誓った。
東京五輪・セーリング競技開催地の藤沢市は「今後もイベントや体験教室を開催し、街全体で五輪を盛り上げていきたい」としている。