よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で、ウシの仲間であるエランドの赤ちゃんが3頭生まれ、すくすくと成長している。同園での繁殖は初めて。8月中にも一般公開や愛称募集を行う予定で、担当者は「目がくりっとしていて愛らしい。同時期に生まれた3頭がそろうとかわいいですよ」と話している。
同園によると、赤ちゃんは雄2頭、雌1頭で7月14、19、21日に生まれた。母親はニコ(5歳)、シューズ(3歳)、カルーア(3歳)で父親はいずれもイズモ(3歳)。3頭は生まれて30分ほどで立ち上がって母乳を飲み始めたという。
エランドは昨年4月の「アフリカのサバンナ」エリア全面開園に合わせて来園。肉食、草食動物を同じ区画で見られる全国初の「4種混合展示」で、自分より大きな動物を襲わないチーターの習性を利用しているが、まだ体重30キロほどの赤ちゃんが襲われる恐れがあるため、一般公開に向けてはチーターと交互に展示するなど対策を検討する。問い合わせは同園電話045(959)1000。