葉山町は1日、南郷上ノ山公園(同町長柄)などに、公益財団法人「日本さくらの会」から寄贈された桜の若木を植樹した。横浜方面からの玄関口に当たる住民憩いの場を華やかに彩ろうという試みで、町ぐるみで桜の名所に育てていきたい考えだ。
町は2016年度の同会の事業に応募。ソメイヨシノ45本とシダレザクラ5本を贈られ、同公園内や昨秋オープンした近隣の商業施設「葉山ステーション」周辺など4カ所に植樹する。
同公園で行われた植樹式には、葉山町建設協力会の関係者や葉山にこにこ保育園の園児らが参加。スコップを使って芝生広場に穴を掘り、2メートルほどの若木を次々と植えた。
山梨崇仁町長は「多くの人が行き交い、町民が安らぎを得られる象徴的な場所を新たな桜の名所にしたい」と話し、参加した5歳女児は「ミミズが出てびっくりしたが、楽しかった。おにぎりをたくさん持ってきて、お花見をしたい」と笑顔だった。