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コミカルに江戸を紹介 川崎で浮世絵展

話題 | 神奈川新聞 | 2016年7月13日(水) 02:00

歌川広景の「江戸名所道戯尽」の展示会
歌川広景の「江戸名所道戯尽」の展示会

 初代歌川広重の弟子、歌川広景(ひろかげ)の代表作「江戸名所道戯尽(どうげづくし)」の展示会が23日まで、川崎・砂子の里資料館(川崎区砂子)で開かれ、目録を含む全揃(そろえ)51枚などが並んでいる。入場無料。日曜休館。

 広景は生没年不詳で人物像などはあまり伝えられていないが、作画期は江戸末期の1854~68年ごろといわれている。道戯尽は、江戸市中の名所をコミカルな出来事を織り交ぜて浮世絵にした。犬が魚をくわえて盗む場面を入れた「日本橋の朝市」(1859年)、巨大な雪だるまが墨を吹き出している「御蔵前(おくらまえ)の雪」(同年)、トンビが油揚げをくわえた作品など。「江戸漫画といわれ、庶民の暮らしがユーモラスに描かれている。全揃の公開は国内初だろう」(斎藤文夫館長)。

 広重の「名所江戸百景」と同じ場所を描いた作品もあり、比較できるよう19作品も並んでいる。問い合わせは、同館電話044(222)0310。

 
 

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