
横浜市が、市内の屋外広告物を対象にした「第1回横浜サイン賞」の作品を募集している。独創性があり建物との調和がとれている看板やサインなどを表彰することで、横浜の景観をより魅力的にする狙い。市景観調整課の飯島悦郎課長は「横浜ならではの素晴らしい看板を発掘・表彰することで、市全体のより良い景観形成に役立てたい」と話している。
同課によると、市は2013年度から魅力ある景観をつくる屋外広告物を「横浜サイン」と名付け、広める活動をスタート。個性的でありつつ周囲と調和した看板などを広く紹介することで、派手になりがちな屋外広告物の抑制を目指す取り組みで、同年度から「横浜サインパネル展」を開催するなどしている。
サイン賞は同パネル展を発展させた形で、魅力ある景観をつくっていると感じる屋外広告物を自薦・他薦を問わず広く募集する。1次選考(書類選考)を通過した約20作品を「横浜サインパネル展2016」で展示し、来場者アンケートを実施。最終的に5作品程度を学識経験者で選考し、来年3月の横浜サインフォーラムで表彰する。
募集期間は30日まで。対象広告物・建物の遠景・近景写真と、応募専用フォームか申込書に記入の上、インターネット、スマートフォン、携帯電話、郵送のいずれかで応募する。審査基準は関係法令に適合しているか、広告と建物・景観との調和がとれているか、独創性があるか-など。問い合わせは同課屋外広告物担当電話045(671)2648。


