藤沢市内3海水浴場(片瀬東浜、同西浜・鵠沼、辻堂)で29日、海岸の一斉清掃が行われた。40回記念として今年はごみ拾いに加え、落書き消しも実践。本格的な海水浴シーズンに向け準備を整えた。
5月30日の「ごみゼロの日」近くの休日に、市が毎年取り組んでいる。市内の自治会・町内会、企業、市民団体などに呼び掛け、今年は6会場に99団体の5665人が参加した。
片瀬東浜では参加者が一斉に浜辺に広がり、トングを手に吸い殻やペットボトルなどを収集。全会場で可燃1170キログラムと不燃340キログラムのごみが回収された。
また、海岸沿いの壁に描かれた落書きをペンキで塗りつぶす作業も実施。市内企業の会社員(24)は「江の島には五輪も来る。落書きがあるとイメージが下がるので、こうした取り組みを進めて観光客に気持ちよく海岸を利用してもらえれば」と話していた。