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自由民権運動を伝えたい 伊勢原で石碑建立目指す

話題 | 神奈川新聞 | 2016年5月15日(日) 12:39

 明治期、自由民権運動の拠点の一つだった伊勢原市上粕屋の古民家「雨岳文庫 山口家住宅」で、運動家の子孫に当たる市民らが、運動を顕彰する石碑の建立を目指している。今年は同地で活動した政治結社「湘南社」が設立されて135周年の節目に当たる。募金を集め、6月にお披露目する。

 湘南社は1881(明治14)年、大磯に設立された。最盛期は150人ほどが加入していたといい、相模国(現在の県央、湘南、県西地域など)における最初で最大の結社だったという。社長の山口左七郎は、自宅だった同文庫を勉強場所として提供。若者が辞書を手に、政治、地理、歴史、社会、憲法、政体論などについて欧米の原書と格闘した。

 当時は自由民権運動の影響下で地元住民が政府に対して武装蜂起した秩父事件(84年)のような過激化した運動もあったが、湘南社は穏健だった。

 石碑は左七郎のひ孫に当たる山口匡一さん(81)と、同住宅で自由民権運動を研究する元大学教授や元編集者らが企画した。山口さん以外にも、かつての湘南社の社員の子孫が名を連ねる。

 石碑は根府川石を使い、高さ約1メートル、幅約45センチの大きさ。正面に「自由民権の碑 自由は大山の麓より」と題字を刻む。約50万円ほどかかるといい、一口千円から寄付を募っている。除幕式を6月5日に開く予定だ。

 山口さんは「当時は徳川の世が終わり、欧米列強の脅威にさらされていた時代。新しい国をどのように強くするのか、農村をどう近代化するのか、若者たちは真剣に考え、勉学に打ち込んでいた。石碑が当時を見直すきっかけになってほしい」と話す。

 問い合わせは、同文庫電話0463(95)0002。

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