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”幻の紙幣”コレクション 横浜正金銀行券を紹介

話題 | 神奈川新聞 | 2016年5月15日(日) 12:33

ずらりと並ぶ横浜正金銀行券に見入る来場者=県立歴史博物館
ずらりと並ぶ横浜正金銀行券に見入る来場者=県立歴史博物館

 明治期に横浜正金銀行(現三菱東京UFJ銀行)が中国大陸で発行した銀行券を紹介する「まぼろしの紙幣 横浜正金銀行券」展が、県立歴史博物館(横浜市中区)で開催中だ。発行された経緯を明らかにし、同館が建物を引き継ぐ同行の歩みを振り返っている。

 同行は1880年に横浜で開業。明治半ばには中国大陸にいくつも支店を持ち、1902年の天津支店を皮切りに、現地で流通させる銀行券を各支店が発行した。当時の中国では地域によって貨幣制度や為替レートが異なるなど複雑な状況があり、これを統一しようとの試みだった。

 だが社会情勢の変化により、約30年後には発行を停止。ほとんどが廃棄処分されたため、幻の紙幣と呼ばれている。

 同館では全90種類ある同銀行券のうち87種類184枚を所蔵。1枚だけが現地で実際に使用されたもので、他は見本として銀行内に保管されていたものだという。券面には「見本」と朱書きされていたり、丸い穴が開いていたりする。

 会場では、行員や頭取を務めた人々の写真や日記なども展示。同行がコレクションしていた外貨コインなども並ぶ。

 同館の武田周一郎学芸員は「世界でも希少なコレクションで、これだけの規模で紹介するのは初めて。模様や色の違いをじっくり楽しんでほしい」と来場を呼びかけた。

 なお同館では、空調設備などの改修工事に入るため6月1日から2018年4月まで休館する。同展は休館前の最後の展覧会となる。

 5月29日まで。月曜休館。一般600円、20歳未満と学生400円、65歳以上と高校生100円。問い合わせは、同館電話045(201)0926。

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