リオデジャネイロ五輪水泳競技の男子板飛び込み代表で、相模原市出身の坂井丞選手(23)=ミキハウス=が6日、市役所で加山俊夫市長に出場の喜びを報告した。
坂井選手は市立谷口台小学校から同大野南中学校、麻布大学付属渕野辺高校(現麻布大付属高)と、市内の小・中・高校に通い、日本体育大学に進んだ。全国高校総体では3年連続で板飛び込みと高飛び込みの2冠を達成した。
世界選手権は2009年のローマ大会から4大会連続で代表入り。12年ロンドン五輪予選では出場枠を獲得しながら、日本水泳連盟の派遣基準をクリアできず五輪出場を逃した。
今年2月、五輪会場と同じリオデジャネイロの屋外プールで行われたワールドカップで準決勝16位となって基準を満たし、悲願の代表の座を手にした。
坂井選手は「やっとの思いで五輪出場を決めることができ、本当にうれしい。調子も上がっているので、五輪はベストの演技で臨みたい」と強調。加山市長は「世界の強豪が集まっての戦い。日ごろ培った力を精いっぱい表現していただきたい」と激励した。