他にはない神奈川のニュースを!神奈川新聞 カナロコ

  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 話題
  4. 鎌倉で初の民間学童保育施設 柔軟なサービスが特徴

鎌倉で初の民間学童保育施設 柔軟なサービスが特徴

話題 | 神奈川新聞 | 2016年5月7日(土) 02:00

民間学童保育施設「晴れ間」。子どもたちが思い思いに遊んでいた=鎌倉市大町
民間学童保育施設「晴れ間」。子どもたちが思い思いに遊んでいた=鎌倉市大町

 鎌倉市内に民間による学童保育施設がオープンした。午後9時までの延長利用や食事の提供など、民間ならではの柔軟なサービスが特徴。自然に囲まれた立地で、子どもたちは放課後を伸び伸びと過ごしている。

 学童保育「晴れ間」(同市大町)は国の放課後児童健全育成事業の実施主体として、市の基準に沿った初の民間施設。市内で飲食店を営む石井宏和さん(36)が設立した。

 店で働く優秀な女性スタッフが、子育てを理由に働きたくても長時間働けない姿を見てきた。「安心して子どもを預けられる場所があればいいのに」。そう思っていたとき、高齢者のグループホームだった物件を見つけた。自然に囲まれた土地にほれ込み、自費で改装した。

 民間ならではのサービスが売り。午後9時までの延長は無料。学校や自宅まで送迎し、申し込めば昼食や夕食の提供も受けられる。

 スタッフは、石井さんを含めて学童指導員経験者や保育士など4人。施設の周辺でタケノコ掘りや里山遊びもでき、オープンから約1カ月で、利用者は15人に増えた。

 市青少年課によると、市の学童保育施設「子どもの家」は現在16カ所。利用時間は最長午後7時までで、送迎や食事の提供はない。同課は「市の施設だけでは満たしきれないニーズを民間が担ってくれるのはありがたい」と期待を寄せる。

 石井さんは「地域のみんなで子育てできるような拠点になりたい」と意気込む。子どもが利用しない午前中、市民グループなどにスペースを貸し出すことも考えている。

 定員は市内の児童40人。週6日利用は月額3万5800円、週3日は同1万9800円。問い合わせは、晴れ間電話0467(23)6577。

 
 

学童保育に関するその他のニュース

話題に関するその他のニュース

PR
PR
PR

[[ item.field_textarea_subtitle ]][[item.title]]

アクセスランキング